週末山へ
昨日は新フィールドでの初めての活動日でした。
綾部市下替地町という一番端っこの村の山です。
初めてということで、山主さん達に来ていただきました。
このフィールドのすぐ傍にお住まいの方々です。
すごいなーと思ったのが、この村の方が山の境界を大体把握されていること。
「ここからここが○○さんちの山」という説明をできる方が、今日日どのぐらいおられるのか?ということを考えてみて下さい。
ここの山主さん達のお話を聞いて、連携のとれている田舎の素晴らしさというのを感じた私でした。
新フィールドで活動をする日には、まず最初に山歩きをします。
ここがどんな状況の山になっているか、どんな地形か、どこまでが山主さんの所有林かということなどを聞きながら回ります。
この写真の開けた所、ここは江戸時代の道だそうですよ。
その節、ここをお殿様が通って、この近くの民家で食事をしたとかいう文書が残っているそうです。
ロマンですね~。
私は、森林ボランティアをする・・・というよりも、そういう想像をしながらこういう所を歩いたりすることの方が好きだったりします(^^;)
山の中で会議中です。
山の現状はこんな感じ。
雪折れしている木があったり、風倒木があったり。
そして混み合っている間伐手遅れ林ですね。
今の日本の山のほとんどがこのような状況です。
昭和の時代に沢山の植林をされた日本の山。
でもそれを管理できていないのが現状です。
ここの山の樹齢は50~60年というところ。
おじさんたちが子供の頃はここに棚田があり、後ろは雑木林だったそうです。
雑木林はあまり大きくならないし、冬には葉を落とすので、今よりも明るい所だったそう。
今では鬱蒼として、山に入るのも怖いぐらいになったのだとか。
私達の活動地にも、ここは元田んぼでした・・・という山の多いこと。(でも、元田んぼに植林した木は根を浅くしかはれず、しかも土壌がゆるいので、結局倒木してしまうことが多くなります)
昔の人は沢山の山田を持ってたんですね。(美味しいお米だったのだろうね・・・山の栄養一杯入ってるし)
ここの場合はこの山の向こう側にまで田んぼを持っていた人があるらしいです。
私がちょっと感動したのは、ここの山には沢山のマムシ草が生えていたこと。
綾部の山でこれが見れる所は限られていますよ。
でも、ここでは周り中に。
グロテスクな花(これはもう結実していますが)ですが、好きなんです。
来年の春が楽しみだわ~。