ありがとうございました
昨日はおじさんのお葬式に出席しました。
おじさんと言っても私のおじいちゃんの弟さんです。
養子に出られたので、うちの実家が親元という訳です。
なので、毎年何度も我が家に来られるおじさんでした。
夫婦とても仲が良く、いつも二人そろってお見えになり、「親元はええのう~」と言ってくれるおじさんでした。
三ヶ月前、母を病院に迎えに行った際、腰痛の診察に来ていたおじさんと出会い、帰り一緒に送るよ~といって車に乗せて家まで送ってあげたのが、おじさんにしてあげられた最後のことでした。
「ありがとう~」と言って、自分の足で家に帰られたのが最後の元気だった姿。
その後、すぐに入院され、今週月曜日退院が決まっていた直前に急変されたそうです・・・。
お見舞いに行き、ベッドで横になられている姿が私の中での最後となりました。
それで昨日こんなものを初めて見せてもらった。
予科練の時の服と日の丸。
病弱だったうちのおじいちゃんの代わりに戦争に行くことを決意したおじさん。
酒井寅雄君・・・本当にうちの家の人だったんだなぁ・・・という証明を、亡くなってから初めて見せてもらった。
となりには亡きうちのおじいちゃんの名前も。
わぁ~って思った。
「もうすぐ飛ばないといけない・・・という時に終戦になった」っていう話、うちの家に来てお酒を飲みながら何度聞かされたことか・・・。
この時代のことをずっと胸に抱いていたおじさんでした。
予科練の服と日の丸と、退院したら食べたかったお刺身を持って旅立たれました。
おじさんが今日までいてくれて本当に良かった。
こんなところで簡単には書けないけど、父と母がいるのもおじさんとのご縁のお蔭でしたね・・・。
寅ちゃん、これまでお世話になりました。
ありがとうございました。